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この日だけ3月 15日 土 .
3/7(金)は「トウキョウ建築コレクション2008」全国修士論文討論会へ。「トウキョウ〜」自体は去年からですが、論文を扱うのは今年から。過去/現在/未来とテーマ別に3日間で、この日のテーマは「未来を拓く」。司会は3日間ともに八束はじめ(凄腕)。ゲストはアリニール・セルカンさんと陶器浩一さん。「過去/現在/未来」という分類には、専門でタテワリな建築研究の発表形式に異を唱える、という意図があるそうです。予選を通過した8本の論文を発表し討論。計5時間で8人分とじっくり。

3/8(土)は「トウキョウ〜」全国修士設計展公開審査へ。前日の10倍以上のお客さんが、同じ会場に入っています。まず予選を通過した28人のプレゼンを休憩をはさんで一気に聞きます。その後、審査員が展示会場を歩き、発表者へ半公開で質疑応答。そして公開審査へ。入賞者6名中、4名が女子。

3/9(日)は仙台「卒業設計日本一決定戦」へ。詳しくは山崎のレビューをどうぞ。2位になった話題(?)の斧澤さんと授賞式も終わった後話す機会が少しあり「何故せんだいに出したのか?」と山崎が質問。回答は「去年の日本一では、みんな私性から案をつくったと言っていたが、そこに疑問を持った。本当の私性とは何か、というのを見せてやろうと思った」といった内容だったかと思います。ここ数年の卒業設計で「私の中のけんちく」みたいな案が蔓延する状況に対し、疑問を感じる方は大勢いるようですが、多くの場合は「自閉しないで、もっと社会を見ろよ」という批判をします。しかしながら「私というものを、そもそも追及できてないのではないか」という評は初めて聞き、感心しました。




(*2020年、一部文章に修正を加えました。)